「他山の石とします」
たざんのいし・・・?
どういう意味なのでしょうか?
由来も気になります。
今回は、
- 「他山の石」の意味
- 「他山の石」の由来
- 「他山の石」の類語
- 「他山の石」の使い方
などをお伝えします!
「他山の石とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「他山の石」ってどんな意味?
「他山の石」の意味はこちらになります。
出典:ベネッセ新修国語辞典
他山の石(たざんのいし)
- どんなにつまらない他人のことばや行動でも、自分を高める参考になるというたとえ
- 自分の人格をみがくのに役立つ材料となる、他人のつまらない行いやことば
※他人の過ちや失敗などが自分にとってよい戒めとなる、という意味で使うことが多い
参考:ベネッセ新修国語辞典・現代標準国語辞典・ポケット版ことわざ辞典
他人のつまらないことばや言動、過ちや失敗を自分のよい戒めにするのが、「他山の石」です。
「他山の石」の由来は?
「他山の石」の由来はこちらになります。
他山の石・由来
- 中国の詩集「詩経」
- 「よその山から出たつまらない石でも、自分の宝石を磨くのに役立つ」という意味から
他山の石の由来は、中国の詩集「詩経」です。
出典:ポケット版ことわざ辞典
他山(たざん)の石(いし)以(もっ)て玉(たま)を攻(おさ)むべし(他山の石を砥石としよう)
自分の玉を磨く砥石として役に立つよその山の石が、「他人のつまらない言動も自分の人格を磨く助けになる」というたとえになりました。
「他山の石」の類語は?
「他山の石」の類語はこちらになります。
- 反面教師(悪い見本として、そうならないようにいましめとなる人やものごと)
- 人の振り見て我が振り直せ(人のおこないの善悪を参考に、自分のおこないを改めよ)
「人の言動などを参考に、自分をいましめたり改めたりする」などの意味を持つことばが『他山の石』の類語です。
「他山の石」の使い方は?
「他山の石」の使い方はこちらになります。
- 彼の過ちを他山の石として、自分の今後を考えてみます。
- あの会見は多くの批判を浴びたが、これから会見をする人の他山の石となるだろう。
- 失敗したケースから得ることは多い。ぜひ、これを他山の石としてほしい。
他山の石は、「つまらないおこない」に対して使うことばです。
「これからは、先生がおっしゃたことを他山の石として頑張ります」
このように使うのはNGです。
「自分が手本にしたい目上の人のおこない」に対して使うのは間違った使い方なので、気を付けてください(*''▽'')
まとめ
今回は、「他山の石」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
他山の石(たざんのいし)
意味
- どんなにつまらない他人のことばや行動でも、自分を高める参考になるというたとえ
※他人の過ちや失敗などが自分にとってよい戒めとなる、という意味で使うことが多い
由来
- 中国の詩集「詩経」
- 「よその山から出たつまらない石でも、自分の宝石を磨くのに役立つ」という意味から
平成16年度の国語に対する世論調査によると、「他山の石」の使い方を間違っている人が多くいたようです。
出典:文化庁「言葉のQ&A」
16歳から19歳は、「他人の良い言動は自分の行いの手本となる」と答えた人が正解を上回っています。
また、ほかの年代でも「わからない」と答えた人が多くみられました。
他山の石は「他人の誤った言動も自分の行いの参考になる」という意味です(*''▽'')
とにかく、「他山の石」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆