「したり顔で話す」
したりがお・・・?
どういう意味なのでしょうか?
類語や使い方も気になります。
今回は、
- 「したり顔」の意味
- 古文の「したり顔」
- 「したり顔」の語源
- 「したり顔」の類語
- 「したり顔」の使い方
などをお伝えします!
「したり顔とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「したり顔」とはどんな意味?
「したり顔」の意味はこちらになります。
出典:ベネッセ新修国語辞典・三省堂国語辞典
したり顔
- うまくやったという得意そうな顔つき
- 自慢顔
- 得意そうな顔
- ものごとが、わかったような顔
- うまくやったぞ、というような得意そうな顔つき
参考:ベネッセ新修国語辞典・三省堂国語辞典・チャレンジ小学国語辞典
「得意そうな顔」「ものごとがわかったような顔」が『したり顔』です。
最近のことばで表すと、「ドヤ顔」ですね(*''▽'')
古文の「したり顔」は?
古語辞典で「したり顔」を見てみます。
したり顔・古文
出典:旺文社古語辞典
- 思いどおりになったという表情
- 得意顔
参考:旺文社古語辞典
国語辞典の「したり顔」とほぼ同じ意味ですね(*''▽'')
「したり顔」の語源は?
「したり顔」の語源はこちらになります。
出典:旺文社古語辞典
したり顔の語源
したり
サ変動詞「す」の連用形に助動詞「たり」のついたもの
- うまくやった
- でかした
- (これは~の形で)失敗したときなどに発する語「しまった」「やりそこなった」
参考:旺文社古語辞典
「したり」という言葉に「うまくやった」という意味がありますね。
「うまくやった」+「顔」で、「うまくやったという得意そうな顔つき」になっています。
「したり顔」の類語は?
「したり顔」の類語はこちらになります。
- ドヤ顔(自慢げな顔)
- 得意げ(さも得意そうにしてるさま)
- 自慢げ(相手にみせつけて誇るようなさま)
- 勝ち誇った顔(かちほこる:勝って得意になる)
- 鼻高々(ななたかだか:非常に得意そうなようす)
- 誇らしげ(得意そうなようす)
- 意気揚々(いきようよう:自信にあふれていて、得意げである)
- 得意満面(とくいまんめん:自慢そうな気持ちが顔いっぱいにあらわれること)
「得意になった表情や態度が顔にあらわれるようす」などの意味を持つことばが『したり顔』の類語です。
どや顔
出典:三省堂国語辞典
- 「どや」=「どうや」の意味の関西方言
- 「これでどうだ」とでも言いたげな、自慢げな顔
参考:三省堂国語辞典
「どや顔」という言葉は、関西由来だったんですね(*''▽'')
「したり顔」の使い方は?
「したり顔」の使い方はこちらになります。
- 父はしたり顔で釣った魚の話をした
- いい試合だったとしたり顔で話す
- したり顔で100点のテストを机に置いた
- ゴールを決めたあと、したり顔で交代した
- したり顔で授業を聞く生徒
- したり顔で解説する
「うまくやったぞ、というような得意そうな顔つき」「ものごとがわかったような顔」を表すときに『したり顔』を使いましょう!
まとめ
今回は、「したり顔」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
したり顔
意味
- うまくやったという得意そうな顔つき
- 自慢顔
- ものごとが、わかったような顔
語源
- 「したり」ということばに「うまくやった」「でかした」という意味がある
古文の「したり顔」
- 思いどおりになったという表情
- 得意顔
「したり顔」をしたことはありますか?
指摘されないと自分ではわからないですよね( ̄▽ ̄;)
「ふふん!」みたいな顔はよくないですが、うまくできて思わず顔にでる「したり顔」は感情表現が豊かでいいと思います♪
とにかく、「したり顔」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆