「虎視眈々と狙っている」
こしたんたん・・・?
どういう意味なのでしょうか?
由来も気になります。
今回は、「虎視眈々」の
- 意味
- 由来
- 類語
- 使い方
などをお伝えします!
「虎視眈々とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「虎視眈々」ってどんな意味?
「虎視眈々」の意味はこちらになります。
出典:現代標準国語辞典
虎視眈々(こしたんたん)
- (トラがするどい目つきで獲物を狙っているように)油断なく機会・すきをねらっているようす
- 機会をねらってじっと見ているようす
- じっくり機会をねらっているようす
参考:現代標準国語辞典・チャレンジ小学国語辞典・三省堂国語辞典
「トラがするどい目つきで獲物をねらっているように」とありますね。
すきがあったらすぐ飛びかかる感じが浮かびます。
じっくり機会やすきをねらっているようすが「虎視眈々」です。
「虎視眈々」の由来は?
「虎視眈々」の由来はこちらになります。
虎視眈々の由来
- 中国の「易経(えききょう)」、「虎視眈々、その欲、遂遂(ちくちく)たれば咎(とが)なし」から
易経は古代中国の占い本です。
その中に以下のことばがあります。
虎視眈々、その欲、遂遂(ちくちく)たれば咎(とが)なし
(虎が獲物を狙うように機会を逃さず、自分の徳を磨こうとする欲を追及するのであれば、差しさわりない)
これが、「虎視眈々」の由来です。
「虎視眈々」の類語は?
- 機会をうかがう
- 機会を探る
- チャンスをうかがう
- チャンスを待つ
- 時機をみる(じき:機会・チャンス)
- 頃合いを探る(ころあい:適当な時機)
- 隙をみる
- 待ちかまえる
- 雌伏(しふく:力を発揮するチャンスを待って、じっと我慢して月日を送ること)
- 鵜の目鷹の目(うのめたかのめ:少しの油断もなく、熱心に物をさがしたり機会をうかがったりするようす)
「タイミングを見極める」「機会がくるのをじっと待つ」などの意味を持つことばが『虎視眈々』の類語です。
「鵜の目鷹の目」ってご存じでしたか?
あまり聞いたことないことばですよね。
出典:現代標準国語辞典
鵜が魚を、鷹が鳥をねらう目つきにたとえたことばです。
「虎視眈々」の使い方は?
- 虎視眈々と社長の椅子を狙う
- 復讐の機会を虎視眈々とねらう
- 虎視眈々とすきをうかがい、時がきたら一気に攻める
- 木に隠れて、虎視眈々とチャンスをねらう
じっくり機会をねらっているときに、「虎視眈々」を使いましょう!
まとめ
今回は、「虎視眈々」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
虎視眈々(こしたんたん)
意味
- (トラがするどい目つきで獲物を狙っているように)油断なく機会・すきをねらっているようす
由来
- 中国の「易経(えききょう)」、「虎視眈々、その欲、遂遂(ちくちく)たれば咎(とが)なし」から
「眈」の漢字には、「にらむ・ねらい見る」という意味があります。
「眈眈(たんたん)」の意味も見ておきましょう。
眈眈(たんたん)
出典:ベネッセ新修国語辞典
- するどい目つきで獲物をねらっているようす
- また、野心をもって機会をねらうようす
例:虎視眈々と王座をうかがう
「野心をもって機会をねらうようす」という意味もありますね(*''▽'')
とにかく、「虎視眈々」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆