「ことばをつつしむ」
「つつしみ深い性格」
「つつしんでお受けいたします」
「慎む」と「謹む」、違いと使い分けが気になります。
今回は、「慎む」「謹む」の
- 意味
- 違い
- 使い分け
などをお伝えします!
「慎むと謹むの違いは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
スポンサーリンク
「慎む」「謹む」ってどんな意味?
「慎む」と「謹む」の意味はこちらになります。
慎む(つつしむ)
出典:チャレンジ小学国語辞典
- まちがいや失礼がないように、ことばや行いなどに気をつける
- ひかえめにする
- 軽はずみな行動をしない
参考:チャレンジ小学国語辞典・現代標準国語辞典
間違いや失礼がないように、ことばや行いに気をつけたり、ひかえめにするのが「慎む」です。
謹む(つつしむ)
出典:チャレンジ小学国語辞典
- (謹んでの形で)うやうやしく…する・ていねいに…する
- かしこまる
- 礼をつくす
※挨拶や手紙などに使う、あらたまった言い方
参考:チャレンジ小学国語辞典・現代標準国語辞典
挨拶や手紙などに使う、礼をつくしたりかしこまる時の言い方が「謹む」です。
「慎む」と「謹む」の違いは?
慎むと謹むの違い
- 慎む:抑制・ひかえめにする
- 謹む:かしこまる
出典:現代標準国語辞典
慎むは「抑制・ひかえめにする」、謹むは「かしこまる」という違いがあります。
「慎む」と「謹む」の使い分けは?
出典:ベネッセ新修国語辞典
ひかえめにするの慎む
- ことばを慎む
- 慎み深い性格
- 身を慎む
- 酒やたばこを慎む
- 勝手な行動を慎む
かしこまるの謹む
- 謹んで新年を祝う
- 謹んでお受けいたします
- 謹んで承る
ひかえめにするときは「慎む」、かしこまるときは「謹む」を使いましょう!
まとめ:慎むと謹むの漢字について
今回は、「慎む」と「謹む」の違いなどをお伝えしました。
以下がまとめになります。
慎む・謹む
意味
- 慎む:まちがいや失礼がないように、ことばや行いなどに気をつける・ひかえめにする・軽はずみな行動をしない
- 謹む:(謹んでの形で)うやうやしく…する・ていねいに…する・かしこまる・礼をつくす
違い
- 慎む:抑制・ひかえめにする
- 謹む:かしこまる
漢字辞典で「慎」と「謹」を見てみます。
慎 シン・つつし(む)
出典:チャレンジ小学漢字辞典
なりたち
- 「こころ」と「ひきしめる」を合わせた字
- 心をひきしめることから、「つつしむ」という意味を表す
意味
- つつしむ・ひかえめにする(例:謹慎)
- こまかく気をくばる・注意深くする(例:慎重)
参考:チャレンジ小学漢字辞典
心をひきしめることから、「つつしむ」という意味に。
教訓になりそうな漢字のなりたちですね。
謹 キン・つつし(む)
出典:チャレンジ小学漢字辞典
なりたち
- 「ことば」と「すくない」を合わせた字
- ことばを少なくひかえめにすることから、「つつしむ」という意味を表す
意味
- つつしむ・うやうやしくする・おろそかにしない(例:謹賀・謹厳・謹慎)
参考:チャレンジ小学漢字辞典
「ことばをひかえめ」で「つつしむ」。
べらべらと話さないようにしないと、と思えるようななりたちです(*''▽'')
例にある「謹慎」は、「慎」「謹」どちらの漢字も使われています。
謹慎(きんしん)
出典:チャレンジ小学国語辞典
- 行いに気をつけて、つつしむこと
- 悪い行いや失敗などを反省して、家に引きこもること
参考:チャレンジ小学国語辞典
はっ・・・!
せっかく覚えた違いを忘れそうになりました( ̄▽ ̄;)
慎むは「ひかえめにする」、謹むは「かしこまる」という違い。
よし!これで大丈夫です(*''▽'')
とにかく、「慎む」と「謹む」の違いがわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆