「鼻白む思い」
「鼻白んでしまった」
はなじろむ・・・?
どういう意味なのでしょうか?
語源も気になります。
今回は、「鼻白む」の
- 意味
- 語源
- 類語
- 使い方
- 古語の「鼻白む」
などをお伝えします!
「鼻白むとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「鼻白む」ってどんな意味?
「鼻白む」の意味はこちらになります。
出典:現代標準国語辞典・三省堂国語辞典
鼻白む(はなじろむ)
- 不満・不快に思って興ざめした顔つきになる
- しらけて不機嫌になる
- 気おくれした顔つきになる
- 興ざめしたような顔をする
参考:現代標準国語辞典・三省堂国語辞典・ベネッセ新修国語辞典
「興ざめしたような顔つきになる」「しらけて不機嫌になる」「気おくれした顔つきになる」のが「鼻白む」です。
興ざめ(きょうざめ)
出典:チャレンジ小学国語辞典
- 興味や楽しい気分がなくなってしまうこと
参考:チャレンジ小学国語辞典
気後れ(きおくれ)
出典:現代標準国語辞典
- 自信をなくしたり弱気になったりして、ひるむこと・おじけづくこと
参考:現代標準国語辞典
「鼻白む」をわかりやすく言うと、「不満・不快に思って興味がなくなった顔つきになる」「しらけて不機嫌になる」「弱気になっておじけづいた顔つきになる」という意味になります。
どうして「鼻白む」というようになったのでしょうか?
語源を見てみましょう。
「鼻白む」の語源は?
「鼻白む」の語源はこちらです。
鼻白むの語源
- 急に困難に直面すると、鼻のあたりが蒼白になることから
「鼻白む」は、「急に困難に直面すると、鼻のあたりが蒼白になることから」だと言われています。
蒼白(そうはく)
出典:現代標準国語辞典
- 顔色が青白いこと
参考:現代標準国語辞典
顔面蒼白とかいいますよね。
あの蒼白です。
「鼻白む」の類語は?
- 興ざめする(きょうざめ:あるものに対しておもしろみがなくなること)
- 引く(しらけたり警戒したりして、相手にしたくなくなる)
- 萎える(体力や気力がなくなって、ぐったりする・しおれる)
- しおれる(元気がなくなってしょんぼりする)
- テンションが下がる(てんしょん:緊張・気分の高まり)
- しらける(気分がさめて、雰囲気が気まずくなる)
- 盛り下がる
- 熱がさめる
- 興奮がさめる
「がっがりして興味が失われる」「気おくれする」などの意味を持つことばが「鼻白む」の類語です。
「鼻白む」の使い方は?
興ざめの鼻白む
- いきなり怒鳴られて、鼻白んでしまった
- きざなせりふに鼻白む
- やらせが見え見えの番組は、鼻白むものだ
- お世辞のオンパレードで、鼻白む思いだ
気おくれの鼻白む
- 相手ににらまれて鼻白む
- あまりの勢いに鼻白んだ
- 鼻白む思いをおさえるのに必死だった
「気分を害して興ざめした顔つきになる」「しらけて不機嫌になる」「気おくれした顔つきになる」ときに「鼻白む」を使いましょう!
まとめ:「鼻白む」の古語
今回は、「鼻白む」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
鼻白む(はなじろむ)
意味
- 不満・不快に思って興ざめした顔つきになる
- しらけて不機嫌になる
- 気おくれした顔つきになる
- 興ざめしたような顔をする
語源
- 急に困難に直面すると鼻のあたりが蒼白になることから
古語辞典で「鼻白む」を見てみます。
鼻白む・古語
出典:旺文社古語辞典
- 気おくれする
- 気おくれした顔つきになる
- てれる
参考:旺文社古語辞典
古語の「鼻白む」は、「気おくれする」「気おくれした顔つきになる」「てれる」です。
とにかく、「鼻白む」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆