「へなちょこめ!」
「へなちょこ過ぎるでしょ」
「当時はへなちょこでした」
へなちょこ・・・?
どういう意味なのでしょうか?
由来も気になります。
今回は、「へなちょこ」の
- 意味
- 由来
- 類語
- 使い方
などをお伝えします!
「へなちょことは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「へなちょこ」ってどんな意味?
「へなちょこ」の意味はこちらになります。
出典:現代標準国語辞典
へなちょこ
- 未熟な者や弱い者をあざけって言うことば
- 未熟な者やとるにたらない者をあざけっていうことば
- 未熟な者をばかにしていうことば
※俗な言い方
参考:現代標準国語辞典・ベネッセ新修国語辞典・三省堂国語辞典
「未熟な者や弱い者、とるにたらないものをばかにして言うことば」が「へなちょこ」です。
「俗な言い方」とありますので、あらたまった場では使わないことばですね(*''▽'')
どうして「へなちょこ」というのでしょうか?
由来を見てみましょう。
「へなちょこ」の由来は?
出典:ベネッセ新修国語辞典
へなちょこ(埴猪口)の由来
- 外側に鬼、内側にお多福の顔をかいた、楽焼(らくやき)の安物のさかずきから
- 「へな」は「粘土」のことで、「ちょこ」はお酒を飲む「お猪口(おちょこ)」のこと
へなちょこの由来は、楽焼のそまつなさかずきです。
明治期の新聞記者、野崎左文(のざきさぶん)が、料亭で酒会をしたときに使ったおちょこが「へな」で作られた粗末なもので、それを「へなちょこ」と言ったのが由来だと言われています。
「楽焼って?」
楽焼は、一般的に「ろくろを使用せず手で形を作って焼いた焼き物」のことを言います。
楽焼(らくやき)
参考:ベネッセ新修国語辞典
- 手で形をつくり、低い温度で焼いた陶器
- 素焼きの陶器に絵や文字をかき、低い温度で焼きあげる焼き物
参考:ベネッセ新修国語辞典
手で形をつくる作品、味があっていいですね(*''▽'')
「へなちょこ」の類語は?
- 未熟な(みじゅく:経験が浅くて一人前でないこと)
- 意気地なし(いくじなし:気力や勇気がないこと・また、そういう人)
- 根性なし(こんじょう:ものごとをやりとおそうとする強い力)
- 弱々しい(よわよわしい:いかにもよわそうである)
- 気概のない(きがい:困難にあってもくじけない強い心)
- へっぴり腰(自信がなくて、こわがっているようすのたとえ)
- 及び腰(およびごし:自信がなさそうで、積極的にやろうとしない態度)
- へなへなした(へなへな:気力を失って弱々しいようす)
- 腰抜けの(こしぬけ:いくじがないこと・また、そのような人をののしることば)
- 腑抜けの(ふぬけ:意気地がないこと・また、そのような人)
- 弱気な(よわき:失敗したり負けたりするのではないかと、おそれて尻込みすること)
- 弱腰の(よわごし:いつでも相手の主張に負けてしまうような、消極的な態度)
- 消極的な(しょうきょくてき:自分から進んでものごとをしないようす・ひっこみがちで、ひかえめなようす)
- しっかりしていない
- 頼りない
- 気弱な
「頼りない・しっかりしていない・未熟・弱い」などの意味を持つことばが「へなちょこ」の類語です。
「へなちょこ」の使い方は?
- あんなへなちょこに負けてたまるか
- このへなちょこめ!
- へなちょこぶりを発揮してしまいました
- まだまだ下手でへなちょこです
「へなちょこ」という響き、なんだか可愛いですよね(*''▽'')
ですが、ばかにして言うことばなので使う時には注意が必要です。
へなちょこ:まとめ
今回は、「へなちょこ」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
へなちょこ(埴猪口)
意味
- 未熟な者や弱い者をあざけって言うことば
- 未熟な者やとるにたらない者をあざけっていうことば
- 未熟な者をばかにしていうことば
由来
- 外側に鬼、内側にお多福の顔をかいた、楽焼(らくやき)の安物のさかずきから
- 「へな」は「粘土」のことで、「ちょこ」はお酒を飲む「お猪口(おちょこ)」のこと
へなちょこの由来の、外側に鬼で内側にお多福の顔が描いてあるさかずき。
売ってるなら欲しいと思ってしまいました(*''▽'')
とにかく、「へなちょこ」の意味がわかってスッキリです!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆