「うだつが上がらない生活だわ・・・」
「うだつって何?」
上がらなくて困ると言われる「うだつ」。
「うだつ」とはなんでしょう?
今回は、
- 「うだつ」とは何?
- 「うだつが上がらない」の意味は?
- 語源は?
など、「うだつが上がらない」についてお伝えします!
「うだつとは?」って思ってるかたの参考にしていただけると嬉しいです(*^^*)
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「うだつ」とは何?
「うだつ」は2種類あります。
■梲(うだつ)
- はりの上に立て、むな木を支える柱
- 昔の大きな民家で、防火などのため、屋根の端に小さな壁を立て、その上に屋根をつけたもの
出典:ベネッセ新修国語辞典
1のうだつはこれです。
梁の上で棟木を支える短い柱の「うだつ」。
2のうだつはこちら。
隣り合った家の間に防火壁目的で作られた「うだつ」。
こちらのうだつは、「卯建」という漢字が使われます。
参考:日本漢字能力検定「うだつが上がらない」の「うだつ」ってなに?
卯建に「卯」の字が使われている理由は、
- 「卯」の字型に張り出した小屋根の形
- 卯(うさぎ)の耳のような形
- 卯(うさぎ)には神話で火を鎮める力がある
などの説があるそうですよ(*'▽')
「うだつ」には、棟木を支える柱と防火壁という2種類あることがわかりました。
では、「うだつが上がらない」とはどういう意味なのでしょう?
「うだつが上がらない」の意味は?
うだつが上がらないの意味はこちらです。
■うだつが上がらない
- 地位が上がったり、生活がよくなったりしない
- ぱっとしない
出典:チャレンジ小学国語辞典
「ぱっとしない」って・・・( ̄▽ ̄;)
短い言葉ですがわかりやすいですね。
旦那さんを思い浮かべたそこのあなた!
仲間です(*^^)v
語源は諸説あり
「うだつが上がらない」の語源は諸説あります。
おさえつけられる説
棟木を支え、屋根の重みなどにおさえつけられている柱の梲。
上位のものにおさえつけられていたり、努力が実らなかったりして「ぱっとしない」という意味につながりました。
また、堀井戸などで周囲を石で積み上げる時、一番下の石を「うだつ」と言い、一番下の石である「うだつ」が、年中下積みにされておさえつけられているからという説もあります。
財力説
防火壁目的の卯建は、裕福な家しか建てることができませんでした。
卯建は財力と地位を表し、卯建がないのは「地位が上がらない・裕福ではない」に結びついたそうです。
また、棟木を支える「梲」を上げるのは、「家を建てる」ことを意味します。
これも財力が必要ですよね。
「梲を上げられない」=「家を建てられない甲斐性無し」ということにつながっています。
諸説ある語源ですが、辞書を見ると、「梲が屋根におさえつけられているから」と「卯建がある家を建てることができない」が有力かと思われます。
出典:現代標準国語辞典
出典:ベネッセ新修国語辞典
「うだつが上がらない」という言葉が女性よりも男性に使われることが多いのは、家を建てることが語源だからなんですね。
おさえつけられているから説、ちょっと切ないと思いました( ̄▽ ̄;)
サラリーマンの悲哀というか・・・。
梲という大事な柱あってこそ、棟木が支えられているんだぞと声を大にして言いたいです(*'▽')
まとめ
今回は、「うだつが上がらない」の「うだつ」とは?などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
■うだつとは
- 梲→はりの上に立て、むな木を支える柱
- 卯建→昔の大きな民家で、防火などのため、屋根の端に小さな壁を立て、その上に屋根をつけたもの
■「うだつが上がらない」の意味
- 地位が上がったり、生活がよくなったりしない
- ぱっとしない
■「うだつが上がらない」の語源
- 梲が屋根の重みなどにおさえつけられていることから
- 梲を上げられる(家を建てる)甲斐性がないことから
- 卯建(防火壁)を作る財力がないことから
うだつが上がらない人の特徴を検索してみると、
- 髪を気にしない
- 行動が遅い
- 現状に甘えて満足している(向上心がない)
などがありました。
そして、夫に当てはまっていてなぜか納得しています( ̄▽ ̄;)
「その髪、お化けみたいよ?」
さきほど夫に言った言葉です・・・。
「粗大ごみを捨てに行っといてね」
「わかった。次の休みにいくよ」
数か月放置されました(-_-;)
おっと、愚痴が長くなりそうです( ̄▽ ̄;)
夫のうだつが上がらないなら、自分がうだつを上げていけるよう努力するほうが精神衛生いいですね(*'▽')
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆