「油を売ってる場合じゃなかったよ~」
「油を売りに行ってたの!?」
娘に「油を売る」という言葉が通じませんでした( ̄▽ ̄;)
「違う違う、無駄話して時間をつぶしちゃったの」
「なんでそれが“油を売る”なの?」
なんで油を売るっていうのでしょうか?
意味や由来が気になります。
今回は、
- 「油を売る」の意味
- 由来
- 類語
- 「道草を食う」との違い
- 使い方(例文)
などをお伝えします!
「油を売るとは?」って思ってるかたの参考にしていただけると嬉しいです(*^^*)
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「油を売る」の意味は?
出典:現代標準国語辞典
「油を売る」の意味はこちらになります。
油を売る
- むだ話などをして時間をつぶしたり、なまけたりする
- むだ話をして時間をつぶし、仕事や勉強をなまける
参考:ベネッセ新修国語辞典・現代標準国語辞典
「むだ話をして時間をつぶしたり、なまけたりすること」が「油を売る」です。
「なんで油を売るのがむだ話なの?」
どうしてそこにつながるのでしょう・・・?
「油を売る」の由来は?
「油を売る」の由来はこちらになります。
「油を売る」の由来
- 江戸時代の髪油売りが、世間話をしながらゆっくり商売をしたことから
参考:ポケット版ことわざ辞典
「昔の油売りの人はなまけてたの?」
そうではありません♪
油は粘り気がありますよね。
うつわに移す時に時間がかかるから、お客さんとゆっくりおしゃべりしながら売っていたんですって(*^^)
出典:チャレンジ小学国語辞典
接客してただけなのに、なまけることのたとえで使われるなんて・・・!
昔の油売りさんは「ひどいな~!」って思っているかもしれませんね♪
「油を売る」の類語は?
「油を売る」の類語はこちらになります。
- 道草を食う
- 寄り道をする
- 無関係なことをする
「本来やるべきことと無関係なことをする」という意味を持つ言葉が「油を売る」の類語になります。
「道草を食う」について詳しく見てみましょう!
「油を売る」と「道草を食う」の違い
出典:チャレンジ小学国語辞典
「油を売る」と「道草を食う」の違いはこちらになります。
「油を売る」と「道草を食う」の違い
- 油を売る・・・むだ話をして時間をつぶしたりなまけること
- 道草を食う・・・目的の場所へ行く途中で、余計なことをして時間を無駄にすること・寄り道をすること
「油を売る」は、「むだ話をして時間をつぶしたりなまけたり」ですが、「道草を食う」は、「目的の場所へ行く途中でほかのことをして時間を無駄にする」という違いがあります。
「目的の場所に行く途中」という違いがありますね(*^^)
ちなみに、「道草を食う」の語源は「馬が道端の草を食べながら行くので、なかなか先に進まない」というい意味からです。
参考:現代標準国語辞典
「油を売る」の使い方(例文)は?
「油を売る」の例文はこちらになります。
- いつまでも油を売ってないで、早く宿題しなさい
- 油を売ってしまい、仕事を間に合わせるのが大変だった
- こんな忙しい時に油を売ってる場合ではない
- スーパーで近所の奥さんと会って、つい油を売ってしまった
むだ話をして時間をつぶしたり、なまけたりした時に「油を売る」を使いましょう!
まとめ
今回は、「油を売る」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
油を売る
意味
- むだ話をして時間をつぶしたり、なまけたりすること
語源
- 江戸時代の髪油売りが、世間話をしながらゆっくり商売をしたことから
最近、「油を売った」ことがありますか?
私はつい先日売ってしまいました!
急いで夕食の準備をしていた時、セールスのインターホンに出てしまったんです。
普段はインターホンにさえ出なかったりするのですが、宅急便が来る日だったので出てしまいました。
セールスの人が卒業したてかな?って感じの若い女の子で、なんか一生懸命だったからつい話を聞いてしまったんですよ((+_+))
まったく買う気はないのに・・・!
結局お断りしたのですが、「気を付けて帰ってね、ごはんちゃんと食べるんだよ」なんて、お母さんみたいなことを言って見送りました(^^;
一人暮らしだと言っていて、ご実家もかなり遠いとのこと。
若い女の子が遅くまで頑張って仕事して、帰宅したら自分のごはんを作るんだなーと余計なお世話ながら心配しちゃいました。
宅急便以外のインターホンは出るもんじゃないですね。
とにかく、「油を売る」の意味や由来がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆