言葉

「いざ」ってどんな意味?「いざ鎌倉」の語源も見てみよう!

いざの意味

 

「いざ出発!」

「いざ鎌倉!」

「いざという時」

「いざとなれば」

 

「いざ」ってどういう意味なのでしょう?

 

今回は、

  • 「いざ」の意味
  • 「いざ鎌倉」の意味と語源
  • 「いざという時」の意味
  • 「いざとなれば」の意味

などをお伝えします。

 

「いざとは?」って思ってるかたの参考にしていただけると嬉しいです(*^^*)

 

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「いざ」の意味は?

 

「いざ」の意味はこちらになります。

 

いざ,意味

出典:チャレンジ小学国語辞典

 

いざ

  • 人をさそう時や、なにかを始めようとする時に言う言葉
  • 意気込んで物事を始めようとする時の言葉
  • さあ

参考:チャレンジ小学国語辞典・現代標準国語辞典

 

「さあ!行こう!」

「いざ!行こう!」

 

人を誘う時、意気込んでなにかを始めようとする時の言葉が「いざ」です。

 

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「いざ鎌倉」の意味と語源は?

いざ鎌倉,意味,語源

出典:現代標準国語辞典

 

「いざ鎌倉」の意味と語源はこちらになります。

 

いざ鎌倉

意味

  • (さあ幕府のある鎌倉にかけつけようの意味)重大な事件が起こって行動をとるべき時
  • 重大事件が起きた時に、自分が行動を起こさなければならない場合に言うことば

語源

  • 謡曲「鉢木」より
  • 鎌倉幕府に大事が起こった時、幕府の招集を受けて各地の武士がかけつけたことから
  • 「鎌倉幕府に一大事が起こった時にはまっさきにかけつける」という武士の緊張感を表す言葉から

参考:ベネッセ新修国語辞典・現代標準国語辞典

 

重大な事件が起こって、すぐにかけつけたり行動を起こさなければならない時に使う言葉が「いざ鎌倉」です。

 

「いざ鎌倉」の語源の「鉢木(はちのき)」は、執権をやめた北条時頼が僧となって諸国をまわったという伝説から生まれました。

 

「鉢木」の内容を見てみましょう。

 

 

雪の降るある夜のこと。

貧しい武士の佐野源左衛門常世(さのげんざえもんつねよ)の家に、一晩の宿を求めて旅の僧がきました。

 

常世は粟飯をすすめたり、まきがなくなると大切な鉢植えの梅、松、桜の木をいろりにくべたりなど、できる限りもてなします。

 

「一族に領地を取られ今は貧しい生活ですが、いざ鎌倉というときは真っ先にかけつけて命をかけて戦う覚悟です」

いろりにあたりながら、常世は僧に話しました。

 

その後、鎌倉幕府から招集があり、常世が古鎧とやせ馬でかけつけると・・・。

そこにいたのはあの雪の夜の僧、北条時頼でした。

 

常世が言葉通りに行動したことに感心した時頼は、褒美に領地を取り戻してやり、大切な鉢植えの木をくべてくれたお礼に新たな領地もあたえました。

 

 

どんなに貧しくても武士としての心を忘れない常世、このお話が「いざ鎌倉」の語源です。

 

貧しいのに人を助ける「かさ地蔵」になんとなく似てますね(*^^)

 

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「いざという時」の意味は?

 

「いざという時」の意味はこちらになります。

 

いざという時,意味

出典:チャレンジ小学国語辞典

 

いざという時

  • 何か大変なことや大事なことが起きた時

参考:チャレンジ小学国語辞典

 

「いざという時のために避難訓練をする」

「いざという時のために保険に入る」

「いざという時のために貯金は大事だ」

 

「大変なことや大事なことが起きた時」が「いざという時」です。

 

「いざとなれば」の意味は?

いざとなれば

出典:現代標準国語辞典

 

「いざとなれば」の意味はこちらになります。

 

いざとなれば

  • やるべきときになれば

参考:現代標準国語辞典

 

「いざとなればちゃんとやるよ」

「いざとなれば自分で起きるし」

 

「いざとなれば・・・」なかなか勉強しない息子の、「いざ」はいつなのか気になっています( ̄▽ ̄;)

 

まとめ

いざ

今回は、「いざ」の意味などをお伝えしました。

以下がまとめになります。

 

いざ

いざ

  • 人をさそう時や、なにかを始めようとする時に言う言葉
  • 意気込んで物事を始めようとする時の言葉

いざ鎌倉

  • 重大事件が起きた時に、自分が行動を起こさなければならない場合に言うことば
  • 語源は謡曲「鉢木(はちのき)」

いざという時

  • 何か大変なことや大事なことが起きた時

いざとなれば

  • やるべきときになれば

 

「いざさらば」

 

「仰げば尊し」の歌詞にありますよね。

「それでは、さよなら」という意味だそうですよ(*^^)

 

昔は卒業ソングの定番だったのに、最近の卒業式ではあまり歌われていません。

古語が含まれる歌詞の意味が子供たちにわかりにくかったり、「わが師の恩」や「身をたて名をあげ」などが時代にそぐわないなどの理由だそうです。

 

息子と娘の小学校の卒業式の歌は「旅立ちの日に」でした。

「旅立ちの日に」もいい歌だけど、「仰げば尊し」のほうが厳かな式典の雰囲気が出るような気がします(*^^)

 

とにかく、「いざ」の意味がわかってスッキリしました!

あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆

 

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