「羊頭狗肉だと批判する」
ようとうくにく・・・?
どういう意味なのでしょうか?
語源も気になります。
今回は、
- 「羊頭狗肉」の意味
- 語源
- 類語
- 反対の意味の言葉
- 使い方
などをお伝えします!
「羊頭狗肉とは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*^^*)
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「羊頭狗肉」の意味は?
「羊頭狗肉」の意味はこちらになります。
出典:現代標準国語辞典
羊頭狗肉(ようとうくにく)
- 表面は立派だが、内容がともなわないことのたとえ
- 見かけだおし
- 「羊頭をかかげて狗肉を売る」とも
参考:現代標準国語辞典
見かけは立派だけど内容がともなっていないこと、「見かけだおし」が『羊頭狗肉』です。
「狗肉ってなんの肉?」
狗肉は犬の肉のことです。
羊の頭に犬の肉、それがどうして「見かけだおし」になったのでしょうか?
語源を見てみましょう。
「羊頭狗肉」の語源は?
羊頭狗肉の語源はこちらになります。
羊頭狗肉の語源
- 中国宋時代の仏教書「無門関(むもんかん)」
- 釈迦の態度を、「まるで羊の肉だ、などと偽って狗(犬)の肉を売り付けなさるようなものだ」と批判したくだりから
「無門関」の著者は無門慧開(むもんえかい)という僧です。
無門関の第6則、「世尊拈花」に「懸羊頭売狗肉(羊頭を懸けて狗肉を売る)」とあります。
「羊頭狗肉」の類語は?
羊頭狗肉の類語はこちらになります。
- 見かけ倒し(外見ばかりよくて、実際は中身がないこと)
- 看板に偽りあり(外見と実質が一致してないことのたとえ)
- 有名無実(ゆうめいむじつ:評判や名前だけで、実質をともなわないこと)
- 牛首を懸けて馬肉を売る(見かけは立派でも、中身が伴わないことのたとえ)
「見掛けは立派だけど、中身がともなってない」という意味を持つ言葉が『羊頭狗肉』の類語です。
「羊頭狗肉」の対義語は?
羊頭狗肉の反対の意味を持つ言葉はこちらになります。
出典:ポケット版ことわざ辞典
看板に偽りなし(かんばんにいつわりなし)
- 看板で宣伝しているものと売っているものとが一致していること
- また、言うこととやることが一致していることのたとえ
参考:ポケット版ことわざ辞典
「看板に偽りなし!」
なんか潔い言葉ですね(*^^)
なにかの広告で「看板に偽りなしです!」なんて書いてあったら、信頼できるかも!って思いそうですよね♪
でも、それは本来当たり前のことですし、それを強調したら逆におかしいかもしれませんね( ̄▽ ̄;)
「羊頭狗肉」の使い方は?
羊頭狗肉の使い方はこちらになります。
- あんな羊頭狗肉の商売をしたら、つぶれるのは当然だ
- メニュー写真と実物が違い過ぎて、まさに羊頭狗肉でがっかりした
- 羊頭狗肉だと言われたくないなら、中身をもっと充実させないといけない
「見かけだおし」な時に『羊頭狗肉』を使いましょう!
まとめ
今回は、「羊頭狗肉」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
羊頭狗肉(ようとうくにく)
意味
- 表面は立派だが、内容がともなわないことのたとえ
- 見かけだおし
語源
- 中国宋時代の仏教書「無門関(むもんかん)」の、『懸羊頭売狗肉(羊頭を懸けて狗肉を売る)』というくだりから
羊頭狗肉は、簡単に言うと「見かけだおし」。
携帯値下げの件で、総務省のかたが「羊頭狗肉」「不誠実」と批判したとありました。
たしかに、携帯会社の値下げには「え?そこ?」ってのはありましたが、今は格安SIMもありますし、昔に比べたら選べる時代になったと思います。
大手携帯会社も、もっと安くなるに越したことはないですけどね(*^^)
とにかく、「羊頭狗肉」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆