「あの発言は物議を醸した」
ぶつぎをかもす・・・?
どういう意味なのでしょうか?
由来も気になります。
今回は、
- 「物議を醸す」の意味
- 「物議を醸す」の由来
- 「物議を醸す」の類語
- 「物議を醸す」の使い方
などをお伝えします!
「物議を醸すとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「物議を醸す」とは?
「物議を醸す」の意味はこちらになります。
出典:ベネッセ新修国語辞典・三省堂国語辞典
物議を醸す(ぶつぎをかもす)
- 世の中の人々にあれこれと問題にされ、論争や批判を呼び起こす
- 世間で、うるさい問題や論争になる
※論争(考えの違う人たちが、たがいに自分の意見を言い張って争うこと)
参考:ベネッセ新修国語辞典・三省堂国語辞典
「世間であれこれと問題にされて、論争や批判を呼び起こす」のが『物議を醸す』です。
政治家や芸能人の発言が「物議を醸す」と表現されるのを目にしますよね。
「世間の議論を引き起こした」という意味で使われています。
「物議を醸す」の由来は?
「物議を醸す」の由来はこちらになります。
物議を醸す・由来
- 物議(ぶつぎ:ある問題について、世間であれこれとされる議論)
- 醸す(かもす:ある雰囲気や状態をつくり出す
それぞれの言葉の意味を見てみます。
物議(ぶつぎ)
出典:現代標準国語辞典
- ある問題について、世間であれこれとされる議論
参考:現代標準国語辞典
醸す(かもす)
出典:現代標準国語辞典
- 穀物を発酵させて酒・しょうゆなどをつくる・醸造する
- ある雰囲気や状態をつくり出す
※用法:2は、やや古い言い方
参考:現代標準国語辞典
もともと「醸す」は「醸造」という意味があります。
醸造の工程から、ある雰囲気や状態をつくり出すことを表すようになったそうですよ。
「物議を醸す」は、「物議」と「醸す」があわさって、「世間に論争や批判を呼び起こす」という意味になっています。
「物議を醸す」の類語は?
「物議を醸す」の類語はこちらになります。
- 波紋を広げる(はもん:周囲に次々と及んでいく影響)
- 波紋を呼ぶ
- 世間を騒がせる
- 論争が繰り広げられる
- 騒ぎを起こす
- 騒ぎになる
- 騒動になる
- 議論を呼ぶ(ぎろん:ある問題について、たがいに自分の意見を出し合って話し合うこと)
- 一石を投じる(いっせきをとうじる:静かなところに新しい問題を投げかける)
「世間をさわがせる」などの意味を持つことばが『物議を醸す』の類語です。
「物議を醸す」の使い方は?
「物議を醸す」の使い方はこちらになります。
- 俳優Aの、SNSの発言が物議を醸している
- 謝罪会見の態度が物議を醸しているので、すんなり復帰とはいかないだろう
- 過去の写真が流出し、あまりの違いに物議を醸した
文化庁発表の国語に関する世論調査によると、「物議を醸す」ではなく「物議を呼ぶ」という使い方をする人もいらっしゃるようです。
出典:文化庁・国語に関する世論調査
本来の使い方は「物議を醸す」とのことでした(*''▽'')
まとめ
今回は、「物議を醸す」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
物議を醸す(ぶつぎをかもす)
意味
- 世の中の人々にあれこれと問題にされ、論争や批判を呼び起こす
由来
- 物議(ぶつぎ:ある問題について、世間であれこれとされる議論)
- 醸す(かもす:ある雰囲気や状態をつくり出す
芸能人など公人は、発言が物議を醸しやすいので大変ですよね。
そういうつもりで言ったんじゃないんだけどな・・・ということもあると思いますし、芸能人はメンタルが強くないとやっていかれないと思います((+_+))
とにかく、「物議を醸す」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆