「ふつつか者ですが」
ふつつか・・・?
どういう意味なのでしょうか?
語源も気になります。
今回は、「ふつつか」の
- 意味
- 語源
- 類語
- 使い方
をお伝えします!
「ふつつかとは?」って思ってる方の参考にしていただけると嬉しいです(*''▽'')
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「ふつつか」ってどんな意味?
ふつつかの意味はこちらになります。
出典:ベネッセ新修国語辞典・チャレンジ小学国語辞典
不束(ふつつか)
- 行き届かないようす・また、ぶしつけなようすを謙遜していうことば
- 考えや能力が足りなくて、行き届かないようす
参考:ベネッセ新修国語辞典・チャレンジ小学国語辞典
「行き届かないようす」「ぶしつけなようすを謙遜していうことば」とありますね。
「ぶしつけって?」
ぶしつけは、「無遠慮で失礼なこと」です。
不躾(ぶしつけ)
出典:ベネッセ新修国語辞典
「ふつつか者ですが・・・」
などと、「行き届かないようす」や「無遠慮で失礼なようすを謙遜して」いうことばが『ふつつか』です。
「ふつつか」の語源は?
ふつつかの語源はこちらになります。
ふつつかの語源
- 不束は当て字
- もとは「太束(ふとつか:太くて丈夫なさま)」
ふつつかの語源は、太くて丈夫なさまを表す「太束」です。
不束は当て字だったんですね。
平安初期、太くて丈夫な女性がいいとされている時代だったこともあり、太束はもともと悪い意味ではありませんでした。
しかし、優美で繊細な美意識が浸透すると、太束は「野暮ったい」などの意味に変わっていきます。
そこから「つまらない人、いい加減な人」などの意味を持つようになり、「不足している」という意味が込められて「不束」になったと言われています。
「ふつつか」の類語は?
- 行き届かない
- 気がきかない
- 不十分
- 不躾(無遠慮で失礼なこと)
- 未熟(みじゅく:経験が浅くて一人前でないこと)
- 至らない(細かいところまで行き届かない)
- 若輩者(経験が浅く未熟な者)
「気配りが足りない」「十分でない」などの意味を持つことばが『ふつつか』の類語です。
「ふつつか」の使い方は?
- ふつつか者ですが、精一杯つとめさせていただきます。
- ふつつかな娘ではありますが、大切に育ててまいりました。どうぞよろしくお願いします。
「ふつつか」は、自分や自分の身近な人のことをへりくだる時に使います。
日本独特の表現ですよね。
まとめ
今回は、「ふつつか」の意味などをお伝えしました。
以下がまとめになります。
不束(ふつつか)
意味
- 行き届かないようす・また、ぶしつけなようすを謙遜していうことば
- 考えや能力が足りなくて、行き届かないようす
語源
- 不束は当て字で、もとは「太束(ふとつか:太くて丈夫なさま)」
ふつつかの語源は太束。
太くて丈夫がいいとされていたのに、美意識が変わって「野暮ったい」になるとか失礼な話ですよね(+_+)
とにかく、「不束(ふつつか)」の意味がわかってスッキリしました!
あなたとご家族が、笑顔あふれる日々でありますように☆